「女性にはお金を渡したあと、一方的に冷たくされたみたいで…」和久井容疑者は川崎市川崎区生まれ。両親と3人、古い木造2階建ての家で暮らしていた。自宅を訪ねると父親は肩を落とし、重い口を開いた。 「事件が起こる前日、学はふだんどおり、昼ごろに『仕事行ってくるわ〜』と告げて出ていったよ。あいつは運送関係の仕事をずっとしてて、会社に属したり委託でやったりしてるからね。だからべつに違和感もなかったし、いつも通り見送ったの。 それで翌日の朝にテレビをつけたら、『和久井学容疑者』なんて映ってるもんだから『まさかな...』と思ってたら、こんなことになっていて…。もちろんショックだし、今朝からイタズラ電話もかかってきてて、電話に出たら『おい、人殺し!』なんて罵声を浴びせられるもんだから参ってる。 もちろん学がやったことは許されることではない、わかっているけどアイツも思うところがあったんじゃないのかなって..