1、東海地震の短期予知はできない 数10年以内に起こることが確実という長期予知はされている。震源断層面の位置や大きさも推定されている。おおまかな揺れの強さも推定されている。 建物に筋交いを入れられるならば急いだ方がよい。家具の固定がまだの人は、すぐにやるべき。阪神大震災では建物が無事でも20%の人が家具の下敷きになったり倒れた家具で逃げ道をふさがれている。地震で傷ついてしまうと、飛来する放射性物質から逃げることもできない。 30日前とか7日前といった日付を示した短期予知はできない。微小地震や地殻変動・電磁波・動物の行動などに異常な変化があらわれることがある。これらは地震がせまっている兆候かもしれないと受け取るべきだ。 2、警戒宣言発令まで 国による“直前予知”は、震源断層面の一部がすべり始め加速していく過程をとらえようというもので“発生認知”と言うべきもの。本震の始まりと判断されると警戒宣