なんと、仙台では、例年より1ヶ月半も早く、1月16日にスギ花粉の飛散が始まりました。花粉症患者さんには悪いニュースですね。 今や、日本人の4人に一人はスギ花粉症です。宮城県は、全国でも9番目にスギ花粉症患者さんの多い県です。花粉症は自然治癒することが少ない病気で、加齢により、症状が軽くなったとおっしゃる方もいますが、大規模な調査の結果では、高齢者の花粉症の罹患率は若年者の罹患率と変わりませんでした。一生つきあわなくてはいけない病気です。 現在、日本のスギ花粉症治療の主体は抗アレルギー剤です。アレルギー症状を抑える薬です。以前患者様に、『先生、この薬をずいぶん飲んでいるけど、いつになったらアレルギーは治るの?』と聞かれたことがあります。もちろん、抗アレルギー剤をいくら飲んでもアレルギー体質は治ることはありません。抗アレルギー剤の限界を改めて教えて頂きました。抗アレルギー剤の治療に満足している