東京都内で地上デジタル放送,いわゆる「地デジ」を見るためにUHFアンテナを立てている人は,港区の「東京タワー」にアンテナを向けていることと思います。一方,東京タワーに代わる新しい電波送信所の建設が墨田区で始まりました。それが今まで“第2東京タワー”,“新東京タワー”と呼ばれていた「東京スカイツリー」です。 では,東京スカイツリーができたら,地デジを見ている人たちはアンテナをそちらに向け直さなくてはならないのでしょうか。せっかく立てたアンテナの方向を変えるのは面倒です。 でも,その必要はなさそうです。シミュレーションを行った結果,東京タワーと東京スカイツリーに挟まれるような地域であっても,アンテナの向きを変えなくて済みそうだとわかりました。そのような地域は元々受信電波の電界強度が強いので,アンテナの向きはそれほど視聴に影響しないのです。 一般的にUHFアンテナは真横からの電波は受信しにくいと
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