ロシア軍機侵犯に官邸沈黙=プーチン氏来日控え 2019年06月24日14時16分 20日のロシア軍爆撃機による日本の領空侵犯に対し、首相官邸が沈黙している。29日に安倍晋三首相とロシアのプーチン大統領による首脳会談を控え、北方領土交渉に影響を与えないよう配慮しているとみられるが、足元を見られた「弱腰外交」との批判が出る可能性もある。 ロシア爆撃機が領空侵犯=太平洋上で2回、15年以来 防衛省によると、ロシア機2機は20日午前8時53分ごろ、日本海から対馬海峡を通過して東シナ海を飛行後、太平洋を北上した際、沖縄・南大東島領海上空に侵入。さらに同10時22分ごろ、うち1機が東京・八丈島領海上空に侵入した。航空自衛隊の戦闘機が緊急発進(スクランブル)した。 日本政府は20日にモスクワで行われた日ロ外務次官級協議でロシアに抗議。ただ、菅義偉官房長官は21日の記者会見で、領空侵犯に関し「ロシア側の意