今日、本郷で工学部ガイダンスがある。今日ガイダンスで明後日が授業開始。…という事は、そろそろ夏の総括をしないといけない時期、というわけだ。 そういうわけで、夏に読んだ本の総括をしようと思うのだけれど、無意味に読んだ本を全て羅列・レビューしても仕方が無いので面白いと思った本だけ紹介することにする。 ・知識の構造化 うちの大学総長、小宮山さんが書いている本。知識が高度・複雑化した(人間の情報処理能力と、処理すべき情報の膨大さの乖離した)現代において、学問と学問、知識と知識を取り扱う新たな学問としての「知識の構造化」を提唱する。 キレイに纏まりすぎている印象と、企業や現実の紹介に始終している感があるが、この「知識の構造化」という分野は、今後いろいろな部分で役立つ事だろう。 ・物理数学の直感的方法 長沼伸一郎というキチガイみたいに頭のいい人が書いた本。この本はとても面白くて分かりやすい。物理数学の