東京大学などはこのほど、ナトリウムイオン電池の試作品の開発に成功したと発表した。急速充電や長時間の電流供給、充電と放電を繰り返しても劣化しない安定性などの性能を満たすことを確認したという。リチウムイオン電池と異なり、リチウムなどの希少元素を使用せず、低コストで作製可能なため、特定国への資源依存を解消できるなどのメリットもある。今後、小型の携帯機器から大型の電気自動車まで幅広い用途への展開を目指す。 山田淳夫・東京大学大学院工学系研究科化学システム工学専攻教授、森口勇・長崎大学大学院工学研究科教授らのグループの成果として、英科学誌「ネイチャー・コミュニケーションズ」に2日付で発表された。(4面) >>記事全文は電子新聞「新聞オンライン」や各種データベースでご覧いただけます(有料です)。