オフライン機能は,ネットワークにつながっていない状態でもWebアプリケーションを使えるようにする仕組みだ。大まかには,Webサーバー側ではなくパソコン側にWebアプリケーションをキャッシュして利用し,そこで入力したデータもネットにつながるまではパソコン側に蓄積する。 オフラインでのWeb利用は,米グーグルが2007年に「Google Gears」を公開したことで脚光を浴びるようになった。Google Gearsは,Webブラウザと連携して動く単体のツール。パソコンへのインストールが必要で,インストール後はこのツールに対応したWebアプリケーションをオフライン環境で使える。例えばグーグルが提供する文書作成・共有のWebアプリケーション・サービス「Googleドキュメント」が対応している。ユーザーはどんな状況でも,Googleドキュメントを一般的なワープロ・ソフトと同じ感覚で使える。 ブラウザ