アメリカのハエは日本のハエと明らかに動きが違う。種類が違うのかもしれないが調べるのも億劫なのでまだ調べていない。とにかく動きが違うのである。 まず、ハエにありがちな手で払っても同じところに繰り返し何度もせわしなく戻ってくるあの反復飛行がない。次に、飛行速度が圧倒的に遅くのんびりしている。また、手をスリスリするあの動きもしない。我々がハエをハエ足らしめるハエの特徴だと思っていたこれらの動きが皆無である。 つまりアメリカのハエは不規則に飛び、そして動きがノロい。サーセンサーセンと手をスリスリすることもなく、気ままに、自由に生きている。自由の国を体現している。 こんな具合なのではっきりいって日本のハエより叩いて殺しやすいのだが、日本のハエと違ったウザさがないので何となく殺すまでもなく窓から逃がしてあげている。 最近気づいたが、子供のころアメリカの映画か子供向け番組かで見たハエの動きがまさにこんな