研究を進めるとき、自分の喜ぶ結果がでたら、ほとんど確実にミスがある。これは、研究者にとって普遍的な現象だと思う。また、間違ってない発見をしても、冷静になるとつまらないことも多い。新しくて意味のあることを見つけるのは想像以上に困難であり、精神がすり減るようなことを繰り返し経験する。しかし、そういうことは本気で研究をしないと分からない。研究者になる前の僕が一人で研究を始めたとして、それを意識できたかどうかは分からない。真剣に科学にとりくむ環境があってこそ、そういう経験が「普通に」できたのだと思う。 某細胞の件。日曜日には、意図的な捏造の可能性が高くなって呆然とした。しかし、そうする理由が全く理解できなかった。今日の学位論文のイントロには驚いたが、落ち着いてくると何となく分かってきた。要するに、O氏の周りには研究環境がなかったのだ。結果を出さないといけないプレッシャー云々とか、そういうのに駆動さ
国民全員が原則として徴兵の対象となる中東のイスラエルで、宗教活動に専念するためとして徴兵を免除されてきた敬けんなユダヤ教徒たちを新たに兵役の対象とする法案が議会で可決され、1948年の建国以来続いてきた徴兵制度が大きく変更されることになりました。 イスラエルでは、原則として18歳以上の男女全員を対象とした徴兵制度がありますが、「超正統派」と呼ばれる敬けんなユダヤ教徒は聖書などを学ぶ宗教活動に専念するためとして免除されてきました。これに対して、人口の10%近くを占めるようになった超正統派にも応分の負担を求めるべきだという国民からの声の高まりを受けて、イスラエルの議会は12日、超正統派も2017年から新たに兵役の対象とする法案を賛成多数で可決しました。 この法案を巡っては、今月、超正統派の数万人がエルサレムで抗議デモを開いたほか、超正統派の人が多く住むアメリカ・ニューヨークでも大規模な抗議デモ
鳥羽水族館(三重県鳥羽市)で飼育され、5年以上の絶食記録を残して2月に死んだ深海生物「ダイオウグソクムシ」。その不思議な生態の解明へ関心が高まっている。水族館が死後まもなく解剖したところ、体内から正体不明の液体を検出。液体からは菌も発見され、食べなくても生きていける、長寿に関係した“夢の酵母”の可能性も指摘される。グロテクスだが人気を集めたダイオウグソクムシ。謎の解明はどこまで進むか-。6年余り、ほとんど成長せず 1月初めに絶食6年目に入ったとして話題を呼んだダイオウグソウムシ「No.1」だが、2月14日午後5時半ごろ、展示水槽で死んでいるのを飼育員の森滝丈也さん(44)らが確認した。森滝さんはこの日朝の観察で体が弱っているように感じたといい、「とうとうその日が来たな」と死を冷静に受け止めた。 水族館での飼育日数は2350日(6年と158日)、平成21年1月2日に50グラムのアジを食べて以
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