2023年4月7日のブックマーク (1件)

  • 「つきすぎて出禁」になった話|元ホテ

    私はこれまでの麻雀人生で、天和を2回和了ったことがある。ちなみにいずれも4人麻雀での和了だ。これは、麻雀好きに話したら鉄板でウケるネタである。 天和というのは、親が配牌の時点で和了っている役のことで、その確率はおよそ33万分の1とされている。標準的な半荘戦であれば1ゲームに10局前後行われるため、1ゲームで誰かの天和を目撃する確率は3万分の1といったところか。それがまだ三十路にも満たない自分に2回も訪れたのだから、それだけで非常に幸運だと言える。 しかし、話はそこで終わらない。 麻雀というゲームに熱中していた二十歳そこそこの私は、セットで友人と打つことに飽きて、いわゆる「フリー雀荘」という場所を頻繁に訪れるようになっていた。地元は郊外だったので、駅前に気の利いた大衆店はなく、昔から細々とやっているようなくたびれた雀荘だけが存在していた。場末雀荘などと揶揄されるものだ。 地元から電車で数駅。

    「つきすぎて出禁」になった話|元ホテ
    steek79
    steek79 2023/04/07