「サブカル」と聞くと若者向けのちょっと尖った商品、作品と思う人が多いと思う。 たしかに、その認識に間違いはないだろう。ただし、十年以上前の話しならば、だ。 サブカルと聞いて、あなたは誰を思い浮かべるだろうか。 みうらじゅん、吉田豪、または伊集院光……だいたいこの辺の人間は必ず挙がってくる。 しかし、ちょっと考えてみてほしい。同様の質問を五年前、十年前にしてみた場合、やはり同じ名前が出てくるのではないだろうか。 もちろん、彼らの実力は本物で、ゆえに需要が高く、キャリアも長くなっている。 だが、本当にそれだけが起因と言っていいのだろうか。 はっきりと言おう。サブカルは世代交代がなされていない。雑誌を開くと何年も同じメンバーが似たような切り口でコラムを書き、書店のサブカルコーナーに行けばいつも通りのスターディングメンバーの新刊が出迎えてくれる。 その原因はめぼしい新人が現れないだとかいったことが
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