八重山から糖業が消える TPP参加で地域経済に壊滅的打撃? Tweet Category: 社説 ■自由化でパイン工場が全滅 かつて八重山はパイン産業が隆盛を極めていた。72年の本土復帰前のピーク時、缶詰工場は西表の2工場を含め10工場にまで増え、お隣の宮古だけでなく、台湾からも大勢の女工さんが来て、八重山は空前のパイン景気に沸いていた。国の保護があってのことだったが、それがその後パイン工場は次々つぶれ、96年の宮原食品を最後に大型の加工場は完全に八重山から姿を消した。今は生食用に切り替わっている。 そのつぶれた原因は外国から安いパイン缶詰が輸入される自由化だった。 今八重山農業は糖業と肉用牛が頑張っているが、これも危機に直面している。野田首相が国内農業団体らの反対を押し切ってTPP(環太平洋経済連携協定)に参加の方針を固めているからだ。去る1日には仲井真知事も一緒にJA全中、北海道、