【ソウル=森千春】韓国教育科学技術省は1日、同国初の自力での人工衛星打ち上げを11日に行うと発表した。 当初7月に打ち上げる予定だったが、ロシアと共同開発したロケット1段目の燃焼実験に手間取り延期されていた。成功すれば、韓国は、世界で10番目の自力衛星打ち上げ国となる。 悪天候で再延期が必要になる場合に備え、打ち上げを実施する政府系機関、航空宇宙研究院は、18日までを予備日としている。 計画では、同国南部の羅老(ナロ)宇宙センターから人工衛星を載せた2段式ロケットを南方に打ち上げ、衛星を地球周回軌道に乗せる。人工衛星は、重量約100キロ・グラムで、大気観測が目的。