三重県は19日、同県伊賀市の女児(3)が病原性大腸菌O(オー)157による腸管出血性大腸菌感染症で死亡したと発表した。 同県でこの感染症による死亡は記録が残る1999年以降初めて。 女児は10日にすし店でイクラやうどんを食べた以降は外食しておらず、生肉は食べていないといい、伊賀保健所で感染原因を調べている。今のところ、通っている保育園の園児や家族に症状を訴える人はいないという。 県健康危機管理室によると、女児は14日に腹痛や血便などの症状が出たため、同市内の病院を受診したが改善せず、16日に入院。容体が悪化し、17日に津市内の病院に転院したが、溶血性尿毒症症候群を併発して19日早朝に死亡した。