日本列島は23日も、西日本から東日本にかけて晴れ間が広がり、35度以上の猛暑日となった地点が22日を上回るなど各地で気温が上昇した。連日の猛暑で冷房使用が継続したとみられ、東京電力管内の電力需要は22日を上回り、ピーク時供給力の88%まで迫った。 ■企業はサーバー移設 気象庁によると、群馬県前橋市で35・6度など、35度以上の猛暑日を全国14地点(前日13地点)で観測。東京・大手町では32・2度となり、前日の31・9度を上回った。30度以上の真夏日となったのは382地点(同401地点)だった。 連日の猛暑対策に、企業も懸命だ。富士通は細かい工夫の積み重ねを続けることで「気温が上がっても15%節電はできる」(広報IR室)と強調する。 コンピューターのサーバーは過熱防止の冷却に大量の電力を消費する。同社は東京・蒲田や川崎市などの開発拠点にあるサーバー約1万台のうち約3600台について、東京電