【上海=金順姫、北京=斎藤徳彦】中国東部で感染が拡大している鳥インフルエンザ(H7N9)の問題で、上海市は11日、新たに3人が感染し、うち1人が死亡したと発表した。江蘇省でも新たに2人の感染が確認され、感染者は1市3省で計38人(うち死者10人)となった。消費者に鶏肉を避ける動きが出ており、食品・小売り産業では打撃が深刻になりつつある。 中国農業省は10日夜、感染者が出ている江蘇省、浙江省、安徽省で、市場など計5カ所の鶏などから感染者とほぼ同じウイルスが検出されたと発表した。上海市の3市場の鶏やハトからも感染者とほぼ同じウイルスが見つかっており、感染経路に家禽(かきん)が関係している可能性が高まっている。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員の方) 無料会員登録はこちら朝日新聞デジタルのサービスご紹介はこちら関連記事(地球24時