山口県は16日、野外のマダニを介して感染する新種のウイルスによる感染症「重症熱性血小板減少症候群」(SFTS)で、県内の60歳代の女性が今月上旬に死亡した、と発表した。国内での感染者は12人目で、うち死亡が確認されたのは8人目という。 県によると、女性は今月上旬に発熱や意識障害などがあったため入院し、約1週間後に死亡した。病院が保管していた血液で感染症とわかった。女性に渡航歴はなく、山でマダニにかまれた可能性があるという。 山口県では、成人女性が国内で初めてSFTSに感染し、昨秋に死亡していたことが発覚している。 関連リンクマダニ感染症、死者7人に 佐賀の60代男性、感染判明(4/10)マダニ感染症で6人目死亡 鹿児島の女性(4/8)マダニ感染症、さらに3人確認 現在は回復(3/12)マダニ媒介の感染症、全国で検査可能に 3月中旬にも(3/3)マダニ感染症、死者5人に ウイルス、以前か