羽田空港で航空会社スカイマークの男性スタッフが空港職員専用エリアを出入りできる暗証番号を記した紙を紛失したことが21日、分かった。オバマ米大統領の来日を目前に警備を強化している空港は、急きょ暗証番号を変更、警備員の巡回を増やすなどした。 国土交通省などによると、第1ターミナルビルで20日午後1時半ごろ、スカイマークのスタッフがケースに入れていた紙を紛失。約20分後、空港関係者が出発ロビーで見つけ届けた。第1ターミナルの職員専用エリアを出入りするドアの暗証番号。搭乗口や駐機場といった制限区域内に入れる番号ではないが、空港事務所は「誰かの目に触れた恐れがある」として直ちに変更を指示した。 オバマ大統領は23~25日の来日予定で、羽田空港はコインロッカーやごみ箱の使用を禁止したり、展望デッキを閉鎖したりする。