出走するボートレースで順位を操作、見返りに現金300万円を受け取ったとして、名古屋地検特捜部は8日、モーターボート競走法違反容疑で東京都練馬区の元ボートレーサー西川昌希容疑者(29)を、現金を供与したなどとして同法違反容疑で親族の津市の会社員増川遵容疑者(53)をそれぞれ逮捕した。 逮捕容疑は共謀して、昨年7月2日に大津市の琵琶湖モーターボート競走場で行われた二つのレースで、増川容疑者が西川容疑者を上位3着に含まない3連単舟券と2着か3着になる同券をそれぞれ購入。 西川容疑者が故意にそれぞれのレースで4着と2着となり、競争の公正を害したほか、さらに同月ごろ、増川容疑者が報酬として300万円を供与、西川容疑者は収受した疑い。 特捜部は2人の認否を明らかにしていない。西川容疑者が有利な位置からスタートしながら、順位を下げるなどしたとみて詳しい経緯を捜査している。 特捜部によると、モーターボート