編集者って著者の文章をどの程度「読解」しているのでしょうか? 2019年の東京大学入試問題・国語にて、『科学と非科学』(講談社現代新書)の文章の一部が採用されました。 今回、現代新書編集部の選抜メンバーと現役東大院生がその入試問題に急遽ガチンコで挑戦することにしました。実際の試験と同様、制限時間は厳守、事前に模範解答なども一切見ていません。 また、今回は特別に、問題文の著者である中屋敷均先生(神戸大学大学院教授)に採点していただきました。恥ずかしながら全参加者の答案もすべて採点講評つきで公開します。野望と嫉妬がうごめくなか、編集部の「読解王」に輝いたのは果たして……? (2019年11月某日、編集部の打ち合わせスペースにて) ハヤト:本日はお集まりいただき、誠にありがとうございます。ご存知かとは思いますが、2019年2月に行われた東京大学入学試験の国語で、『科学と非科学』が出題されました。