フィリピンの火山観測機関は、小笠原諸島の海底火山、福徳岡ノ場の噴火で出たとみられる軽石が、フィリピン北部の島に大量に漂着しているのを確認したと発表しました。 フィリピンの火山観測機関「火山地震研究所」は、台湾との境界に近いフィリピン北部のバタネス州バタン島などの海岸に、今週初めにかけて、大量の軽石が漂着しているのを確認したと発表しました。 軽石が、どのくらいの範囲に広がって漂着しているのかや、その量については、まだ正確には分からないとしていますが、地元の自治体の職員が現場で撮影した写真では、黒っぽい灰色の軽石がおよそ数十メートルにわたって海岸を埋め尽くしている様子が確認できます。 火山地震研究所では小笠原諸島の海底火山、福徳岡ノ場の噴火で出た軽石が海流にのってフィリピンまでたどりついたものとみて分析を進めるとともに、付近を航行する船舶などに対し、大量の軽石が漂流する海域に入ると、船体やエン