横浜市は17日、新型インフルエンザに感染した同市都筑区の市立小6年の男児(12)が同日夕、入院先の市内の病院で死亡したと発表した。男児には気管支ぜんそくの基礎疾患があり、3日未明から集中治療室(ICU)で治療を受けていた。死因は脳内出血とみられるという。タミフルの投与について、市の担当者は「使ったとは聞いていない」と話している。厚生労働省によると、国内での新型インフルエンザ感染者の死亡は疑い例も含めて15人となった。未成年の死者は初めて。 市によると、男児は2日午前、39度台の発熱と嘔吐(おうと)を訴え、近くの医療機関を受診。簡易検査では新型インフルエンザ陰性だったが、ぜんそくの症状があったため、医師の紹介で別の病院を受診した。症状が落ち着いたため一度、帰宅した。 しかし翌3日も発熱が続いため再受診して入院。この時の検査も陰性だったという。だが、10日の検査結果でA型インフルエンザ陽性