2012年4月7日のブックマーク (1件)

  • 「やばい」の扱いに見る辞書の個性 - 言語郎−B級「高等遊民」の妄言

    (第202号、通巻222号) 「やばい」に「すごくいい」「旨い」などとプラス・イメージの意味が加わったのは、前回のブログで紹介したように割と最近になってからだ。いくつかの国語辞典を引き比べてみると、新用法に対する姿勢、言い換えれば辞書の個性が分かってなかなか面白い。 まず、国民的な辞書を自負する岩波書店の『広辞苑』第6版は「不都合である。危険である」と旧来の意味を簡潔に載せているだけ。語源も用例もなく、実にあっさりと片付けている。 日最大の『日国語大辞典』第2版(小学館)は、「(「やば」の形容詞化)。危険や不都合が予測されるさまである。危ない。もと、てきや・盗人などが官憲の追及がきびしくて身辺が危うい意に用いたものが一般化した語」と詳しく記述しているものの、近年の新用法には言及していないという点では、『広辞苑』と同じである。 このブログでしばしば引用する『明鏡国語辞典』(大修館書店)』

    「やばい」の扱いに見る辞書の個性 - 言語郎−B級「高等遊民」の妄言
    stellaluna
    stellaluna 2012/04/07
    「言葉の本来の意味が失われ、マイナスからプラスの意に転じる現象を言語学では「意味の漂白化=semantic bleaching」というそうだ」