“Tu’nicht tréb über èth hé zwirn!” 英語恐怖症の米国人作家、ウルフソンの不器用な生活とは? 【拝啓 澁澤先生、あなたが見たのはどんな夢ですか?~シュルレアリスム、その後~】――マルキ・ド・サド、そして数多くの幻想芸術……。フランス文学者澁澤龍彦が残した功績は大きい。没後20年以上たったいま、偉大な先人に敬意を払いつつ、取りこぼした異端について調査を進める―― ■読解不能な文章 いきなりだが、以下のセンテンスを正しく読める人はいるだろうか? “Tu’nicht tréb über èth hé zwirn!” おそらく読める人はいないだろう。なぜならこの文章、フランス語、ドイツ語、ヘブライ語の単語を(文法的な正しさはいっさい無視して)組み合わせたものだからである。 ちなみに内訳(?)は次の通り。 Tu’nicht→ドイツ語 trébucher→フランス語 ü
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