インターネットホラーを語るテレ東・大森時生(左)と『オモコロ』編集長・原宿(右) 近頃、インターネット文化の文脈を持ったホラー作品がブームになっている。 2ちゃんねるの伝説的なスレッド「洒落怖」に書き込まれた怪談話が映画化されたり、ウェブメディア『オモコロ』からバズったホラー小説『変な家』が大ヒットしたり。 インターネットとホラーの関係性とは? ホラーテイストの番組を手がけるテレビ東京プロデューサー・大森時生と、ホラー好きのウェブメディア『オモコロ』編集長・原宿のふたりが対談で解き明かしていく。 * * * ■「もうとっくにダメです」 原宿 僕が最近のホラーで「新しいな」と思っている感覚が、ホラー作家・梨さんのつくる怪談にある「もうとっくにダメです」というものなんです。この言葉は大森さんの番組『テレビ放送開始69年 このテープもってないですか?』に出てくるセリフですが、今のムードがすごく端