東京スカイツリーのふもとにある「すみだ水族館」のロゴデザインを手がけたデザイナー・廣村正彰氏。同氏がロゴマークに込めた想いについて語っていただいた後、ロゴと共に手がけた館内の「サインデザイン」についてもお話を伺った。 廣村正彰 1954年生まれ。愛知県出身。1977年に田中一光デザインオフィスに入社したのち、1988年に「廣村デザイン事務所」を設立。近年は「田中一光とデザインの前後左右」の会場構成・グラフィックデザイン(2012年)や、有楽町ロフトのVI・サイン計画(2011年)など、多くの実績を残している 撮影:糠野伸 数あるデザインの分野の中で、サインデザインはあまり派手な存在ではない。しかしその一方で、ほぼ毎日誰もが目にしているものでもある。商業施設や公共空間など、数多くのサインデザインを手がけてきた同氏は、同館のサインデザインにどのような想いを持っているのだろうか。 ――廣村さんは