mmap(2)で共有メモリを実装する方法はいくつかある。前回、各方法ごとに性能を検証したところ、大きな違いは見られなかった。そこで今回は共有するデータサイズを100MBにして、あらためて性能の違いを調査していく。(編集部) 性能測定、データサイズを大きくしたらどうなる? 第6回ではmmap(2)を使って共有メモリを実装する方法を紹介した。mmap(2)で共有メモリを実装する場合、いくつかの選択肢があり、それぞれ性能にどういった違いがあるのかを調べた。 今回は前回の話に引き続き、共有するデータのサイズを変えた場合に性能にどのような違いが発生するのかを調査していく。 mmap(2)はメモリへのアクセスがそのままファイルへのアクセスになるところにその特徴がある。ファイルをマッピングしなくても利用できるが、本来的にはファイルに対してマッピングを実施するものだ。前回はファイルにマッピングするケースと