今回は「構造化プログラミング」の歴史について解説。その道のりを理解することは、プログラミングを正しく理解することにもつながるはずだ ――ソフトウェアの品質、複雑性、生産性を計測するのが「ソフトウェア・メトリクス」です。ソフトウェア・メトリクスの歴史を「混乱期」「胎動期」「活動期」「反抗期」「成熟・定着期」に分割し、何を、何のために、どうやって測定するのかというソフトウェア・メトリクスの本質に迫ります。 前回「ソフトウェアの定量的測定の甘いワナ」では、ソフトウェア・メトリクスとソフトウェア開発両方の混乱期といえる40~50年前、どのようにソフトウェアを開発・設計してきたかについて、簡単に解説しました。 今回は、当時勃発した「構造化プログラミング大論争」という大きな事件について述べます。いまでこそ、ソフトウェア技術者の常識である「構造化プログラミング」は、当時、中世の宗教弾圧のような激しいバッ
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