デジタルとフィジカルの領域を行き来するコンポーザー/メディアアーティストの「マーティン・メシエ(Martin Messier)」の、ソーイング・マシンを使用したパフォーマンス「SEWING MACHINE ORCHESTRA」が素晴らしい。 使用されているソーイング・マシンは、アイザック・メリット・シンガーが160年前に創業したシンガー社のもので、1940年代の美しい型と音色のマシンを使用している。 1つのマシンから、幾重にも重なる音を抽出している。 マーティン・メシエは、現在、カナダでのツアーを行なっており、「SEWING MACHINE ORCHESTRA」、「LA CHAMBRE DES MACHINES」を披露し、好感触を得ているようだ。 また、彼のプロジェクトで「AUTOPORTRAIT : CON AMORE」という身体と音の関係性を映像に記録した作品があるが、実に根本を捉えよ