学生たちと話していると、「ギャル」と呼ばれることに抵抗感を示す子が多いことに気づく。この数年で急速に「ギャル=イタイ子扱い」が進行したけれど、彼女たちの反応は、ファッションとしてのギャルに対する忌避感だけでなく、ファッションやコミュニケーションスタイルは、かつてであればギャル扱いだった子でも、「あんなイタイ子とは違う」という形で否定する。いわばギャルはギャル的なものの極北の部分だけを指すマイナージャンルに落ち着いたというわけだ。 その話は別に本題じゃなくて、その「イタさ」みたいなものを直接的に感じた出来事の話。個人的にはあちゃーと思ったKyleeの日本語デビューシングル「キミがいるから」にまつわるあれやこれやのことだ。 先に断っておくと、カップリング曲はこれまでのNature Livingが担当していた路線を継承した「On My Own」、Evanescenceを思わせるミドルチューン「S