『究竟の地 岩崎鬼剣舞の一年』は、岩手県北上市の農村地域で1300年以上に渡って伝えられてきた民俗芸能「鬼剣舞(おにけんばい)」と、それを伝承していくことが生活の一部となっている人々の一年間を追いかけたドキュメンタリーだ。異形の者──鬼の面をつけ、笛や太鼓のリズムに合わせて勇壮に大地を踏みしめる。 「鬼剣舞」は、過去から未来へと続く鎮魂と祈りが込められた踊りなのだ。 タイトルにある「究竟(くっきょう)」とは、極めて優れていること。仏教用語として「物事の最後に行きつくところ。無上。終極」といった意味もある。現在、北上市では12ヶ所の地域に鬼剣舞を伝承する踊り組があり、そのなかでも岩崎地区の「岩崎鬼剣舞」がすべての源流だと言われている。 『究竟の地』というタイトルは、そのことも意味しているのだろう。 映像は、実際に鬼剣舞を踊っている場面と、その練習風景、そして踊り終えた仲間たちによるたのしげな
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