ポップカルチャーの世界は常にファッションやアート、そして映画と有機的にリンクし、温故知新を繰り返しながら変化し続ける。そして、その変化と進化が最も顕著に表現される大衆娯楽=ポップカルチャーから見えてくる新たな価値観とは何かを探るべく、日本とアメリカ西海岸、時に東南アジアやヨーロッパも交えつつ、太平洋を挟んだEAST MEETS WESTの視点から広く深く考察する大人向けカルチャー分析コラム! 橋のない河に橋をかける行為こそ、文化のクロスオーバーなのである! 今、改めて定義する“ロックンロール映画”とは!? ロック映画に関しては、これまで"ドキュメンタリー"の観点から、パンクロックとヘヴィーメタル、そしてソウルミュージックのジャンルにおけるマストな作品について極私的な感想を交えつつレビューを執筆させていただいた。その延長戦、というワケではないが、今回から趣向を変えて、ドキュメンタリー作品では
橋本治(はしもと・おさむ)/1948年東京都生まれ。東京大学文学部国文科卒業後、『桃尻娘』で小説現代新人賞佳作を受賞。評論家としても活躍。『宗教なんかこわくない!』で新潮学芸賞、『三島由紀夫とは何者だったのか』で小林秀雄賞、『蝶のゆくえ』で柴田錬三郎賞、『双調平家物語』で毎日出版文化賞をそれぞれ受賞。近著に『たとえ世界が終わっても』『知性の顛覆』『いとも優雅な意地悪の教本』等この記事の写真をすべて見る 「『そうならなきゃいいな』と思っていた知性は、顛覆してしまった」 そう語る作家の橋本治氏は同時に、「だからといって慌て騒ぐ必要もない」とも続ける。橋本氏が考える「知性」とは? 著書『知性の顛覆』で論じた日本人がバカになってしまう構造について話を伺った。 ――『知性の顛覆』というタイトルは、どんな発想から生まれたのでしょう? 橋本:どういう発想……って言われても、私は普段から、そういうイジワル
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