TEXT / 横山シンスケ 前回「日本のロックはもうRCサクセションから始まった事にしよう」と勝手な事を書いたが、今回は「日本で一番危険なロックバンドはザ・スターリンだった」とまた勝手な事を書く。 実際スターリンは本当に危険なバンドだった。 1980年結成。ソ連の政治家の名前をわざとバンド名につけ、インテリかつ凶暴かつ非常に詩的な歌詞。初期パンクサウンドから途中当時発生したばかりのハードコアパンクのメチャクチャ早く激しいビートも取り入れ、メディアも巧みに使いながらスキャンダラスな活動や発言で一躍80年代サブカルシーンのヒーローとなった。 ライブは今も伝説で語り継がれてるその通り、豚の内臓を客席に投げ、全裸で客席に放尿し、バクチク花火が飛び交いステージと客の耳元や目元で破裂していた。 34年前。友達と見に行ったスターリンも客も一番ヤバかった頃のライブはそこら中でケンカだらけ。客のほとんどは真
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