アメリカのネット通販大手のアマゾン・ドット・コムは、事業が急成長したためニューヨークに「第2本社」を設けることにしていましたが、地元の強い反対にあい計画の撤回を決めました。 アマゾンは、第2本社の新たな投資や2万5000人の雇用を生み出す見返りに地元の州や市から税の優遇などを受けると説明していました。 しかしニューヨークでは多額の利益をあげているアマゾンに州と市が最大で30億ドル、日本円でおよそ3300億円もの優遇措置を与えることに地元の住民や議員が反発を強めていました。 このためアマゾンは14日、ニューヨークの第2本社の計画を撤回すると発表しました。アマゾンは「このような結果となり、残念だ」とコメントしています。 アマゾンでは、バージニア州の計画は予定どおりに進めることにしていますが、ニューヨークに代わる候補地を現段階では探すつもりはないと説明しています。