ブックマーク / kakuyomu.jp (2)

  • ペットボトルを机に置いてください。出来たらあなたは合格です。 - ペットボトルを机に置いてください。出来たらあなたは合格です。(グレブナー基底大好きbot) - カクヨム

    これから最終面接が始まる。 観葉植物が並んでいる小綺麗な廊下で、僕は呼ばれるのをじっと待っていた。膝の上に置く拳に汗がじわじわと滲む。ここまで来るのにどのくらいの手間と時間がかかったことか。 僕はスーツのポケットから小さな鏡を取り出し、ネクタイが曲がっていないか確認する。次にジャケットのボタンを見て、一番下がちゃんと外れていることを確認する。最後にポケットのフタを中へとしっかりしまう。ばっちりだ。 数学科の僕の就活は酷く難航していた。まず、アピールすべきポイントが見つからない。同じ理系でも化学や生物などの実験系の分野は「こういう研究をしました」「新しい事実を発見しました」などの自分の結果がある。しかし、数学科は往々にして研究結果を持たない。厳密には、3、4年大学に通ったくらいでは研究までたどり着けないのだ。 数学科では、ひたすら教科書や論文を読み、先人たちの知恵や知識を頭に蓄える。その作業

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    stp7
    stp7 2019/01/17
    鉢下のペットボトルそこに繋がるのか。伏線の回収の仕方がすごい
  • 三角関数禁止法 - 三角関数禁止法(グレブナー基底大好きbot) - カクヨム

    「ハァっ……ハァっ……」 機関銃を抱えた兵士達が戦場を駆け回る。荒野のほとんど至る所で砲弾の音が鳴り、土埃が舞っている。 1人の兵士は、物陰に隠れながら息を荒くしていた。 「くそっ……俺もここまでか……!!」 男の隣には、先ほどまで親友だった兵士が横たわっている。男は親友から水筒を奪いゴクゴクと飲み干す。 「第一、そもそも戦力が違うんだ。向こうが最新鋭の兵器を使っているのに、こっちには旧時代のガラクタばかりだ。これで勝てるわけがない」 男は水筒を投げ捨てると、隊長からくすねておいた煙草を取り出した。どうにか火を付けて一服する。しかし、咳き込んでしまいほとんど吸うことができない。やがて、男は煙草も捨て、機関銃を握りしめる。 「メアリー……レイチェル……愛してるぞ……」 男は力の限り引き金を引いて、荒野へと飛び出した。男の弾丸により敵の兵士達が次々と倒されていく。しかし、後一歩というところで男

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    stp7
    stp7 2019/01/15
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