新型コロナウイルスに感染して自宅療養中などに症状が悪化し、16~22日の1週間に救急搬送を要請した東京消防庁管内の患者1983人のうち1160人が搬送されなかったことが24日、同庁への取材で分かった。保健所の判断で自宅療養を継続することになったケースが多いという。 同庁によると、搬送された823人のうち、要請から医療機関到着まで5時間以上かかったのは103人、3時間以上5時間未満は147人に上った。 同庁は7月から1週間ごとのコロナ患者の搬送者数などを集計。搬送されなかった患者は最初の61人から前週の1414人まで増加を続けていたが、今回初めて減少した。