「秋に歩道閉鎖」のお知らせの看板(左端)が立った赤川鉄橋 =大阪市東淀川区(2013年1月8日、木戸照博撮影) 大阪市東淀川区と同市旭区、都島区境の間の淀川にかかるJR城東貨物線(おおさか東線)の通称「赤川鉄橋」の歩道が、旅客営業に向けた線路複線化のため今秋に閉鎖されることになった。 「歩道のある鉄橋」「人と電車が渡る橋」として鉄道ファンや地元住民らに親しまれ、NHKの連続テレビ小説のロケ地としても利用されてきた趣のある場所だけに、関係者らを寂しがらせている。 ■ 複線仕様の片側を“改造” 鉄橋の正式名称は「淀川橋梁(きょうりょう)」。長さ約600メートル。昭和4年、当時の国鉄片町線貨物支線が吹田駅(吹田市)まで延伸・開通した際に架けられた。複線仕様だったが、当初から単線の営業で片側は線路が設置されなかったため、大阪市が借り受けて歩道を設けた。 歩道の名称は「市道赤川仮橋」。幅1