2011年6月10日のブックマーク (4件)

  • 二つのパラダイム

    執筆者 唐木 英明 東京大学名誉教授。品安全委員会リスクコミュニケーション専門調査会専門委員。日学術会議副会長 安全と安心のあいだに 唐木 英明 2011年6月7日 火曜日 キーワード:放射能 発がん物質 放射線の作用には2種類ある。一つは「確定的影響」と呼ばれるもので、250mSv以上で白血球の減少、500mSv以上でリンパ球の減少、1000mSv以上で嘔吐や水晶体混濁などの急性放射線障害、2000mSv以上で出血や脱毛と5%の死亡、3000から5000mSvで50%の死亡、そして7000から10000mSvで99%の死亡が起こる。しかし250mSv以下ではこのような影響が出ないので、この作用には健康に被害がでる量の限界、すなわち「しきい値」があると考えられている。 もうひとつの作用は発がん作用だ。放射線は遺伝子に直接作用して、あるいは細胞内で活性酸素を生成することによって遺伝子に損

    二つのパラダイム
  • 東日本大震災:福島・放射線量調査に同行 「ピピピ」感知音に募る不安 - 毎日jp(毎日新聞)

    福島県内ではいま公園で、国道で、学校で、放射線の線量調査が毎日のように行われている。飯舘村や福島市などで行われた県の調査に記者が同行し、目に見えずにおいもない放射性物質を追った。【田中裕之】 ◇距離近くても汚染度に差/安全?危険?住民困惑 「私は『原子力村』の一員です」。5月下旬。原子力安全委員会の高倉吉久専門委員(68)は冗談交じりに笑った。原子核工学専攻の博士号を持つ元福島県職員。佐藤栄佐久前知事時代に原子力安全対策課長として、福島原発の安全性を監視する立場だった。今は放射線の知識普及を目指す東北放射線科学センター(仙台市)の事務局次長も務め、県の調査に協力している。 調査に使う空間線量測定器(シンチレーション・カウンター)。体からコードが伸び、懐中電灯のような検知器がつく。「ピーッ、ピーッ」という感知音は、線量が上がるにつれ「ピッピッピッ」から「ピピピピピ」と間隔が縮まり、音量も大

    stratos1976
    stratos1976 2011/06/10
    影響があったとしても有無が分からないくらい小さいと科学的に明らかになっていることが「文系記者(自称)」にかかると「影響の有無は科学的に明らかにされていない」と典型的煽り文句に変化。
  • 検証・大震災 - 毎日jp(毎日新聞)

    東電は原発の「安全神話」が崩れていく現実を直視できず、初動の対応を誤った。官邸は政治主導にこだわりながら東電や保安院との緊密な連携を図れず、結束して危機に立ち向かえなかった。それは「想定外」という言葉でけっして片づけられるものではない。続きを読む

  • 【放射能漏れ】「人体への影響100ミリシーベルトが目安」「喫煙や飲酒のほうが心配」 東大放射線科・中川恵一准教授+(1/2ページ) - MSN産経ニュース

    「ただちに健康への影響はない」と言われても、目に見えないだけに、健康被害が心配になる放射性物質。東大医学部付属病院で放射線治療を担当し、茨城県東海村のJCO臨界事故で被曝(ひばく)した作業員の治療にも携わった中川恵一准教授は、被曝による発がんリスクについて、「日人は、2人に1人が、がんになる世界一のがん大国。喫煙や飲酒の方がよほど危険だ」と語り、過度の心配をする必要はないという。 中川准教授によると、被曝が人体に与える影響は「100ミリシーベルトがひとつの目安」。100ミリシーベルトの放射線を浴びた場合、がんが原因で死亡するリスクは最大約0.5%上昇。野菜嫌いの人や受動喫煙と同程度だ。 運動不足や塩分の取りすぎは200~500ミリシーベルト、喫煙や毎日3合以上飲酒した場合は2000ミリシーベルト以上の被曝に相当。「タバコや飲酒による発がんリスクは、被曝と比べものにならないほど高い。この機

    stratos1976
    stratos1976 2011/06/10
    単純にリスクの比較の話なんだけれど、中川氏の評判が悪い。