震度7の首都圏直下型地震を引き起こすおそれがあるとして、文部科学省の研究プロジェクトとして進められている立川断層帯の調査について、東京大などの調査チームは28日午前、断層を地層に残っていた人工物と誤認したと発表した。 都内で開かれた会見で調査チームは、断層のずれとみていた痕跡は人工的に押し込んでできたもので、誤認だったと説明した。立川断層帯は従来から調査が進められており、今回の調査ミスで断層の存在そのものが否定されるわけではない。 調査は東京都武蔵村山市の工場跡地に長さ250メートル、深さ10メートルの巨大な穴(トレンチ)を掘り、報道陣や一般に公開されて行われた。調査チームは、穴の壁に「断層がずれた痕跡がある」と説明していた。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員の方) 無料会員登録はこちら朝日新聞デジタルのサービスご紹介はこ