毒はないが繁殖力が高く、農作物に被害を及ぼすことがあるという。県内では2007年3月に各務原市で確認されて以来2例目。 南米原産で、体長約2・5ミリ。在来のアリより細長く、長い触覚がある。今月11日、坂祝町酒倉でアルゼンチンアリらしき個体を見つけたとの通報があり、調べたところ、同地区や同町取組周辺で生息が確認された。 動きが素早く、大量にまとまって行列をつくるため、家屋などに侵入し、人に不快感を与えるという。 県は専門家と協力して、巣の位置が判明している箇所に薬剤を散布するなどし、防除を進める。