自宅の石垣に残る米軍の弾痕を指す小嶺正雄さん=沖縄県渡嘉敷村「集団自決」の現場近くには、犠牲者を慰霊する石碑があった=沖縄県渡嘉敷村中村秀克さんは政府の「主権回復の日」式典への抗議大会で「集団自決」について語った=4月28日、沖縄県宜野湾市、池田良撮影「集団自決」直前の様子を語る垣花武一さん=沖縄県座間味村1945年3月27日、壕(ごう)から投降し米軍捕虜になった座間味島の住民ら=沖縄県平和祈念資料館提供「集団自決」が相次いだ渡嘉敷島で生き延び、米軍に保護された住民=1945年、沖縄県公文書館提供米軍上陸進路と開始日 【斎藤徹】太平洋戦争末期の沖縄戦で、米軍が最初に上陸した慶良間(けらま)諸島では、国家への忠誠心をすり込まれた住民が家族同士で殺し合う「集団自決」が起きた。住民たちは「よりよい日本人」をめざす道に追い込まれていた。沖縄は23日、沖縄戦の犠牲者を悼む「慰霊の日」を迎える。 ■