アラブ首長国連邦(UAE)を訪問した韓国の朴槿恵大統領は20日、UAE初の原子力発電所となる西部ブラカ原発の1号機の原子炉設置式に出席した。韓国大統領府が明らかにした。 同原発の建設は韓国が2009年、日本やフランスに競り勝って受注した。1号機は17年に完成予定で、20年までに計4基を稼働させる計画。 朴氏は設置式で、原子炉の外壁に「ブラカで始まった協力の火が両国の未来の希望となることを願う」とのメッセージを書き入れた。韓国の尹炳世外相や尹相直産業通商資源相、UAEのナハヤン副首相兼大統領官房相らも出席した。 韓国メディアによると、旅客船沈没事故の行方不明者の捜索が終わっていない状況での外遊について、大統領府内でも慎重な意見があったが、設置式は「重大な国益が懸かった事案」だとして訪問が決まったという。(共同)
![韓国の朴大統領、中東への原発輸出を猛アピール「重大な国益」 - MSN産経ニュース](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/f1cbd7a3230c93cd7fa3146ea845be3fada45515/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fsankei.jp.msn.com%2Fimages%2Fsns%2Fmsnsankeinews.jpg)