パナソニックと東芝は28日、ノートパソコンのバッテリーが過熱して発煙・発火する恐れがあるとして計約11万3000個をリコール(回収・無償交換)すると発表した。 両社の製品に搭載しているパナソニック製のバッテリーの製造工程に不具合があり、国内で計3件の発火事故があった。けが人はなかった。 パナソニックは2011年7月~12年5月に製造した「レッツノート」の「CF―S9」など10機種の一部に搭載された計約1万7000個、東芝は11年6月~15年3月に製造した「ダイナブック」の「T453/H」など150機種の一部に使われた計約9万6000個を回収・交換する。 バッテリーの加工工程で鉄粉が混入するなどの不具合があったことが原因とみられる。問い合わせは、パナソニック(0120・870・163)と東芝(0120・444・842)へ。