コロンビアの沖30km程のサン・ベルナルド諸島に「サンタ・クルズ・デル・イスロテ」という小島がある。ゾウガメで有名なガラパゴスのサンタ・クルズ島とは別物だ。 珊瑚でできた小さな島で、9,700平方メートルしかない。ところが、この島にはなんと1,200人もの人々が住んでいるのである。人口密度はマンハッタンの4倍だ。 しかし、マンハッタンとは違い、川も下水道もない。電気は1日5時間しか使えない。真水は3週間ごとにコロンビア海軍に供給してもらう。そんな不便な島に、なぜこんなに大勢が暮らしているのだろう?