――新体制になって1年半の手応えは。 【宮坂】社員の努力のおかげで業績は「2ケタ成長」に戻った。チームの単位を小さくし、現場への権限委譲を進めたことで、意思決定が速くなった。このためサービスや業務プロセスがスムーズに改善できるようになり、マネタイズの効率が上がった。2年前は、「スマホ向けのサービスはどうやればつくれるか」という議論をしていた。いまは「どんなアプリならランキングの1位を取れるか」という話ができるようになった。 ――2013年度の目標だった「!」なサービスは出ていない。 【宮坂】もっとたくさんの挑戦が必要だ。14年は「10倍」を一つの目標にしている。2割、3割という改善はありふれている。 「!」なサービスとは、何かしらの点で、10倍以上の大きな変化を生み出すものだ。10倍速い、10倍安い、10倍多い、10倍大きい、10倍簡単、10倍使いやすい……。 サービスのつくり方には、「0