職務質問した少年に暴行したなどとして、栃木県警は20日、同県警那須塩原署地域課長の男性警部(41)を特別公務員暴行陵虐と同致傷、虚偽有印公文書作成・同行使の疑いで宇都宮地検に書類送検し、停職1か月の懲戒処分とした。 警部は同日付で辞職願を提出、受理された。 発表によると、警部は今年11月、JR西那須野駅で職務質問した14歳少年の顔面を数回平手打ちして頭を壁に押しつけ、顔面打撲などのけがを負わせた疑い。2010年12月には、参考人聴取した13歳少年の頭を数回壁に押しつけた上、「暴行事実はない」とした虚偽の捜査報告書を作成、同署長に提出した疑い。 平手打ちされた少年の親の知人から通報があり発覚した。警部は「挑発的な態度をとられてカッとした」などと供述しているという。