人工衛星の速度は、地表からの高度によって異なります。地表からH(km)の高さの所をまわっている円軌道の場合、その速度V(km/秒)はつぎの式で計算することができます。 V=(398600/(6378+H))1/2 ここで、398600(km3/秒2)は地球の重力についての定数、6378(km)は地球の赤道半径です。 次に、地上からH(km)の高さの円軌道を飛んでいる人工衛星の周期を計算してみましょう。周期とは、人工衛星が地球を一周する時間のことです。この軌道の円周は2π(6378+H)kmになります。これを人工衛星のスピードで割れば周期T(秒)が計算できます。 T=2π(6378+H)/V