「また半年も続かなかった…」大田区のある企業では「あいさつ運動」を10月に始めた。工場を見学に来るお客さんも多いし、なによりも挨拶をが「社員同士のコミュニケーションの潤滑剤」となってほしいとの経営者の期待があったからだ。 社員からの反対も特になく、最初の1週間程度は皆張り切ってやっていた。が、残念ながら1ヶ月も経つと無かったことになってしまった。 経営者も、管理職も、そして一般社員も「やっぱりダメだったか」と、あきらめムードだ。 またある企業では改善活動の一環として、「仕事の改善提案を月1件」という目標を掲げた。経営者の期待は大きく、「どんな改善提案が出てくるだろうか」と楽しみにしていたところ、最初の提出期限に間に合わせたのは社員の約半数のみ。 社長は慌てて社員を叱咤したのだが、次の月には全社員の3割に低下した。そして、半年後には誰もやらなくなった。 多くの人が知っているように、「決めたこ