イギリス・ビクトリア警察当局は6月24日、6月6日以降にスピードカメラの記録を元にして通知された交通違反を取り消すと発表した。原因はスピードカメラにWannaCryウイルスが感染していたこと。280台のカメラのうち55台が感染していたようだ(英Yahoo! News、Slashdot)。 カメラはインターネットには接続されていなかったが、メンテナンス業者がUSBスティックをカメラシステムに接続した結果、感染が起きたとしている この影響で1643枚の違反切符が取り消され、現在システム上で保留中になっている5500枚も取り消される可能性があるという。警察側はカメラが正常であることを確認するまでは違反切符を出さないとしている。ただし280台の固定カメラと赤外線カメラは引き続き稼働を続けており、取り消された違反切符が再発行される可能性もあるとしている。